25May
5月のマドリード・マスターズでラファエル・ナダルを苦しめ健闘したものの途中棄権という結果になった錦織圭選手。大会後のランキングで自己最高の9位という悲願のトップ10入りを果たして望む今回の「全仏オープンテニス2014」のドローや対戦相手を調べてみました。
全仏オープンテニスは別名ローラン・ギャロス・トーナメントとも言われています。これは全仏オープンテニスの会場が世界初の地中海横断飛行に成功したフランスの飛行家「ローラン・ギャロス」の功績を讃えて命名されているからです。
写真を見ていただけばわかると思いますが全仏オープンテニスの会場は赤土のクレーコートです。四大大会で唯一のクレーコートで行われる大会で近年「クレーキング」とも言われるランキング1位のラファエル・ナダルが過去9回出場で8回の優勝をあげています。これは59勝1敗という驚異的な数字でいかにナダルがクレーコートに強いかをあらわしています。
今回、日本のエース錦織圭選手は第9シードということですが、前回のマドリード・オープンでも途中棄権の原因となった持病の腰痛や股関節の状態が完全に回復はしていないようです。一回戦の対戦相手はスロバキア出身のマルティン・クリザン選手ということです。
マルティン・クリザン選手は1989年7月11日生まれの24歳
身長190センチ 体重75キロ 左利き
2012年のサンクトペテルブルク・オープンでツアー初優勝を果たしその年のATPワールドツアー最優秀新人賞を受賞しています。現在のランキングは62位ということですが、ジュニア時代に世界ランキング1位になったこともあり、2006年全仏オープンのジュニアシングルスで優勝するなど実力はかなりのものだと考えられます。
錦織圭選手もジュニア時代にダブルスではありますが2006年の全仏オープンで優勝しています。体調が万全ならば四大大会を制する実力もあると言われている錦織圭選手ですので日本テニス会の悲願でもある「四大大会初優勝」を達成してもらいたいものです。錦織圭選手のさらなる飛躍を期待しています。