16May
世界の果てまでイッテQ!の企画でイモトアヤコさんが
登頂しようとした世界最高峰「エベレスト」
標高8000メートルを超える、通称「デスゾーン」とは
いったいどんな所なんでしょうか。
エベレストはネパールと中国チベット自治区にまたがるヒマラヤ山脈にある
世界最高峰の山で英称“エベレスト”はインド測量局長官を務めた
ジョージ・エベレスト (George Everest) から命名されています。
エベレストの標高は8,848メートルといわれていますが
地殻変動などにより年々高くなっているようです。
また山頂も北東へ徐々に移動していると考えられています。
1953年にイギリス探検隊のメンバーの登山家エドモンド・ヒラリーと
シェルパのテンジン・ノルゲイによって初登頂されています。
日本人では1970年5月11日に松浦輝夫と植村直己が
初登頂に成功しています。
エベレストに入山するには現在は入山料を払わないと登れない
システムになっています。2013年現在ではネパール側からの場合
1人あたり70,000ドル。チベット側からは5,500~10,000ドルとなっています。
エベレストの登頂者は増加傾向にあり2012年には3,842人となっています。
約300人が遭難し登山ルートには120体もの遭難者の遺体が放置されています。
遺体の中には登山ルートの目印となっているものもあり、その中のひとつに
「グリーンブーツケーブ」と呼ばれる岩の張り出しがあります。
エベレスト登頂の北東側ルートを通る人は
全てこの死体を目にするということです。
標高8,000メートルを超えると酸素濃度は
地上の約3分の1になるといわれています。
気温もマイナス30度を下回る過酷な場所です。
この領域を登山家は「デスゾーン」と呼んでいます。
デスゾーンでは高所順応しないということなので、
酸素ボンベ無しでの長時間の活動は死につながるそうです。
そんな過酷な状況を克服し世界最高峰を制覇するというのは
登山家たちの夢なんでしょうね。