13Jun
世界中が注目するワールドカップブラジル大会初戦で西村雄一主審が下したPKの判定が誤審ではないかと話題となっていたので少し調べてみました。
西村雄一主審は1972年4月17日生まれの42歳
小学生のときからサッカーをはじめ、プロのサッカー選手を目指していたようですが、日本工学院専門学校卒業後はサラリーマン生活をしながらアマチュアの試合で実績を積み上げて1999年に1級審判員として登録され、2004年に国際審判員の資格を取得してからはプロフェッショナルレフェリーとして国内試合の審判員や国際主審として活動しています。
Jリーグの主審や副審を努めるのには1級審判員の資格が必要です。審判報酬はJリーグの主審で12万円、副審6万円、J2主審6万円、J2副審3万円、JFL主審2万円、JFL副審1万円というふうに規定されています。またプロフェッショナルレフェリーは日本サッカー協会との1年契約の年俸制でトップクラスの報酬は2000万円~3000万円といわれています。
西村雄一主審はFIFA U-17ワールドカップや2010年FIFAクラブワールドカップ、2012年ロンドン五輪など数多くの重要な国際大会で主審を努めていて経験も豊富ですが、2005年の東アジアサッカー選手権準々決勝の中国対韓国戦では退場者を間違えるという誤審をしてしまったり、レッドカードを4枚も連発するなどサッカーファンを唖然とさせました。
今回、世界中が注目するワールドカップブラジル大会初戦のブラジル対クロアチア戦、1-1の同点でむかえた後半24分クロアチアのDFデヤン・ロブレンがブラジルのFWフレッジを倒したということで西村雄一主審はPKと判定を下します。クロアチアはPKをネイマールに決められ、その後3点目も許してしまい3-1で敗れてしまいます。
試合後、クロアチアの監督は西村雄一主審を「あれがPKならサッカーをする必要ない」と批判しました。スローで見るとクロアチアのDFデヤン・ロブレンはブラジルのFWフレッジの肩に手を絡めているようにも見えますが、フレッジのオーバーアクションのようにも見えます。ブラジルの選手はファールを取られるのもうまい気がします。
この画像なんかだと完全にPKの判定で間違ってないようにも見えます。見るポジションによってファールにも見えますし、オーバーアクションによるシュミレーションをとられてもしかたないようにも見えます。誤審と騒ぎ立てるようなことなんでしょうか?
もちろん審判は公平でなくてはなりませんし誤審などあってはなりません。一瞬の判断やポジショニングが重要な仕事ですし、ジャッジによっては試合がつまらなくなったりもします。ワールドカップに出場した日本代表だけでなく、西村雄一主審を含めた日本人審判団も世界に誇れる日本人としての姿を見せてほしいと思います。