10Jun
ACミランの新監督にフィリポ・インザーギ氏が決まりましたが本田圭佑選手との相性はどうなんでしょうか?戦術やシステムによっては全くの戦力外ということにもなりかねません。
フィリッポ・インザーギ氏は1973年8月9日生まれの40歳 身長181センチ
元イタリア代表でポジションはフォワード。泥臭くゴールを決める生粋のストライカーでACミランに10年以上在籍していました。
現役ラストのゴールシーンですが、この得点のアシストをしたボールは前任の監督であるクラレンス・セードルフ氏からのパスでした。
クラレンス・セードルフ氏はインテルやACミランで背番号10をつけたこともある選手でオランダ代表としても活躍していましたが監督の経験が全くないのにACミランの監督になり、案の定すぐに解任ということになってしまいました。
フィリポ・インザーギ氏は現役引退後、ACミラン育成組織のコーチングスタッフに就任し最近ではプリマヴェーラの監督を務めていました。
プリマヴェーラとはイタリアのサッカークラブの育成部門のトップに位置する組織でトップチームの予備軍が所属しています。イタリア語で「春」を意味するみたいです。
フィリポ・インザーギ氏の弟シモーネ・インザーギ氏もラツィオでプリマヴェーラを率いているみたいですね。
現在のミランのシステムは4-3-1-2で中盤は厚いのですがサイドからの攻撃に力がいれられないためトップ下と2人のFWで相手の守備陣を崩さないといけないシステムです。つまり個人技で突破できる力をもった選手が必要になってくるわけですが本田圭佑選手にはそこまでの力はないように思えます。
本田圭佑選手の特徴は前線でボールをキープして時間を作り、パスワークでゴールを目指すスタイルですから、4-3-1-2のシステムのトップ下との相性は良くないと思います。
ACミランはフィリポ・インザーギ新監督のもとでどのような戦術をとり復活することができるのでしょうか。
ブラジルワールドカップもあと少しで開幕します。本田圭佑選手にはACミランでも日本代表でも頑張って欲しいと思います。